DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル

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COLUMN

【数字で知るDCTと転職活動 ②】

先日、12期目の決算を無事終え、当社は13期目を迎えており、今月の20日で設立12周年となります。
設立時の平成25年度(2013年度)の有料職業紹介事業者数は、下図にあるように17,315社(事業所)で、直近の厚生労働省発表の令和6年度(2024年度)のそれは31,486社(事業所)なので、11年間で約82%増となっています。取り扱い職種の拡大や手数料上限の事実上の撤廃等、職業紹介事業への大きなインパクトを含む職業安定法の改正があった平成11年度(1999年度)以降、平成21年(2009年)のリーマンショックの影響を受け、有料職業紹介事業者数が微減に転じ、ほぼ横ばいとなった平成25年度(2013年度)までの14年間で見てみると、3,498社(事業所)から17,315社(事業所)と増加率は約395%なので、この頃には遠く及ばないものの、法改正といった大きなきっかけもなく、マーケット環境の変化だけでこれだけプレイヤーが増えたわけですから、激動の12年間を過ごしてきたことをあらためて実感しています。

このマーケット環境の変化の背景には、2019年5月に行われた経団連の定例会見での当時の会長の発言( 経団連:定例記者会見における中西会長発言要旨 (2019-05-07) )に裏付けされた終身雇用の崩壊、それに伴う転職が当たり前の世界の到来、さらには、当社が得意領域とするコンサルティング業界においては、コンサルティング業の定義にもよりますが、一説には、直近の過去10年間で210%以上成長と言われている急激な市場規模の増大があるかと思います。

そのような中、“コンサル転職No.1エージェント”ですとか、“コンサル業界から日本のNo.1に選出された転職エージェント”といったタグライン的なフレーズを前面に打ち出している転職エージェントも少なくなく、実際に、当社にご相談にいらっしゃる転職希望者の方の中には、そのような他転職エージェントと並行してやりとりをされている方もお見受けします。
当社は、資金力が豊富なわけでもなく、当コラム執筆時に職業紹介事業に従事している者は3人と、大手転職エージェントとは比較にならないぐらい弱小ではありますが、以前のコラム( 数字で知るDCTと転職活動|DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル )でお伝えさせていただきましたように、転職サポートをさせていただく方は、常に、同時並行で7~8名とすることで、おひとりおひとり丁寧にサポート出来るようにしておりますし、初回面談からオファー受諾までの日数は最長で1,783日、最短で38日、平均で316.5日と急ぎ過ぎるわけではなく、転職希望者の方の転職意欲や現職でのお忙しさ等を考慮の上、伴走させていただいております。さらには、当社経由で転職を決められた方のアプライ数も、最少で1社、最多で10社、平均で2.2社と、“どこかに引っかかればいい”というスタンスではなく、転職希望者の方に最適なファーム、ポジションをきっちり見極めることを大切にしています。
牛丼の吉野家のキャッチコピーである“うまい、安い、早い”的に言ってみると、“ていねい、寄り添い、鋭い、思慮深い”といった感じでしょうか。字余りですし、全然、うまくこと言えてませんね・・・

前置きが長くなりましたが、今回のコラムでは、もう少し当社の特徴について補足出来ればと思っております。

『17年9.25か月』

こちらの数字は、当社のコンサル出身のキャリアカウンセラーのコンサル業界での平均経験年数です。昨今、コンサル業界から転職エージェントへとキャリアチェンジをされる方が増え続けている印象で、コンサル出身者が多く所属していることや自分自身がコンサル出身であることを売りにしていることをよく目にしますが、おそらく、これだけ長いコンサル経験を持った上で転職エージェントをやられている方は多くないかと思います。
“長ければいいってもんじゃないんだよ”という声も聞こえてきそうですが、以前、こちらのコラム( 『戦略コンサル』、『総合コンサル』、『ITコンサル』・・・、正しく分類出来ますか?①|DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル )で紹介した『戦略』、『マネジメントコンサル/業務コンサル』、『テクノロジーコンサル』、『SI』、『システム運用・保守』、『ビジネスプロセスアウトソーシング』の全てを経験していたり、マネジャーやシニア・マネジャーとして組織運営にも関わる中で、コンサルティングファームとしてのビジネスの深いところの理解が進んだり、当然のように、自身が面接官として面接をしていた経験も活かせたりといった、コンサル経験が5~6年の方ではリーチ出来ないところまでリーチ出来ているように思います。

『7.9%:7.9%:9.9%:74.3%』

こちらの数字は、直近5年で、当社が転職をサポートさせていただき入社された方々のクラス・タイトル別のポートフォリオで、左からパートナー/ディレクター:シニア・マネジャー:マネジャー:マネジャー未満となります。
以前のコラム( 数字で知るDCTと転職活動|DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル )で、当社が転職をサポートさせていただき入社された方々の平均決定年収として『1,107万円』という数字を紹介させていただきましたが、先日、転職をサポートさせていただいた方から、“私のようなコンサル未経験のジュニアな人間はサポートされていないと思っていました”と転職決定のお祝いの場で言われてしまい、少しミスリードする情報であることを危惧しました。
当社のキャリアカウンセラー毎の決定年収のポートフォリオも、こちら( 橋本 敏孝|DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル / 谷河 洋崇|DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル / 柳 祐人|DCT – キャリアコンサルのプロフェッショナル )からご確認いただけるので、幅広いご経験の方をサポートさせていただいているという印象を持っていただけると思っていたのですが、今回、もう少し分かりやすい情報発信として、シニア・マネジャー、マネジャーといったクラス・タイトルの方は勿論のこと、パートナーやディレクターといった最上位クラス・タイトルの方のサポートもさせていただいておりますが、ボリュームゾーンとしては、マネジャー未満のクラス・タイトルの方が一番多いので、どのようなクラス・タイトルの方でも何かあれば、いつでもご連絡ください。